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第246話

カイside 肩にかけてあるブランケットを手に取り店内を覗く。 お客さんはもういなくて閉店作業をしていた 「ごめん。昨日休んだのに今日一日なにも出来なくて」 「いいですよ。店長お疲れなんですよ」 最近入ったばかりのキャストの子が人懐っこい笑顔を向けてくる。 彼は常連客で仲良くしてくれていた 「あれ?蓮華は?」 「蓮華さんなら買い出しに行きましたよ。明日の足りない分の」 「そっか」 今日のシフトはフルで入っていたのが蓮華と俺ともう1人 午後から夕方に掛けて女の子が2人。 その2人と入れ替わりで夕方からラストにかけて彼を含め男4人が入りラストの人数は全部で男7人… 通常であれば夜の部も女の子を2人から3人いれるのだが今日はたまたま誰も入れなかった 蓮華が買い出しにいってるとして店には5人いるはずなのに…何で1人でフロア掃除してるんだろう? 「残りのみんなは?」 「衣装部屋で今日の分の洗濯してますよ。今日はお客さん多かったから」 「そうなの?ごめんねぇ。そんなときに…でも洗濯してるにしては静かだね…謝ってくるねぇ」 衣装部屋を覗くと姿が見えない…あれ? 部屋の奥のスタッフルームで物音がするのでそちらに向かって歩き出す 奥の扉が少し開いていてその隙間から足が見える。覗き込むと蓮華が拘束されて3人に体を弄られていた。 「お前ら何やってるんだ!!」 俺はそれなりに力がある。3人を無理矢理引き剥がし蓮華の前にたつ。 蓮華が虚ろな目でこちらを見上げた。 多くの白濁と蓮華の後ろから出たであろう血液で床が濡れていた 蓮華の口に張り付けてある太いテープを剥がすと蓮華が掠れた声で叫ぶ 「てんちょ…うしろ…」 気付いたときには遅かった。 姿が見えなかった残り1人が俺を羽交い締めにした。彼は元々体が大きく格闘をやっているのでかなり力が強い。他の三人もゆるゆると立ちあがり4人がかりで押さえられるとどうしようもなかった。蓮華の拘束はまだ解けていなかったしあの状態では助けてもらうことは不可能… ヤバい…あっという間に拘束される。 さっきまでフロアの掃除をしていた彼がやって来て俺の口を唇で塞ぎ何か液体を注ぐ… 「なっ…」 体が熱い… 「俺…ずっと店長のこと見てきました。店長がモデル時代から。見ているだけで良かったのにあんなに無防備に寝息たてちゃってるから我慢できなくなってみんなに協力してもらいました」 嫌な笑みを皆が浮かべている… そんな目で見られているなんて全く思っていなかった…入ったばかりだが良く気が利いて仕事も卒なくこなす子だったからまだ短いけど信用していた。その分の衝撃が大きかった。 蓮華がまた激しく揺さぶられ始める。蓮華はぼろぼろ涙を流していた 「堪らない…何でも持ってる蓮華さんがこんな顔するなんて…」 蓮華は無理矢理口に男の高ぶりを押し込められ後ろを突き刺され前はもう1人の後ろに入れられていた。 逃れられないでいる蓮華をどうすることも出来なかった。

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