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第254話

カイが目を覚ましたのは翌日の昼過ぎだった 店の子から連絡が何度か入り体調不良で休むと言うことを伝えると向こうがほっと息を吐くのが聞こえた。 起きたカイは店へ電話をする 枯れた声で指示を伝えてほっと息を吐いた。 急に5人も居なくなったから店が回らない。当分は営業時間を短縮することと週に一度店休日にすることを伝え詳細は後日話すことにしたようだった 「星夜仕事は?」 「これからしばらくはデザインをあげるから元々スタイリストの方は入れてない」 「そっか」 「そんな顔すんなって」 「だって…俺が」 「だから元々だって。お前もよく知ってるだろ?この時期はいつもって」 「でも…」 「気にしすぎ。らしくないぞ」 「あの…星夜…蓮華のとこに行きたい…」 病院のことは聞いていた。やっぱり悠紀さんのところだ 十夜さんもいる。きっと怒ってるだろうな… 「わかった。ご飯食べたらいこっか」 「うん…」

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