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第257話

カイside 蓮華が震える手で俺の手を握り返す こんな顔させたくなかった…蓮華は何も悪くないのに… 「俺にできることある?」 二人が病室から出て俺と蓮華だけの空間。 「カイさん…俺…汚れてますか?」 自分を見てるようだった… 「汚れてないよ。だってまだ蓮華は蓮華でいるじゃない」 「…じゃあ…俺にキスできますか?あの時のように…」 星夜と朝陽くんが付き合い出し色々な人と体を重ねていたときその中に蓮華がいた。 蓮華とは体こそ繋げなかったものの会えば一緒に飲み挨拶代わりのキスをしていた。 軽いものから深いものまでその時によって違うけれど 蓮華の唇に唇を重ねる。蓮華が薄く唇を開いたので舌を侵入させ口の中を動き回り蓮華の舌を捕まえ絡ませた。唇を離すと甘い声を漏らす 「ふっ…んっ…あっ…ありがとうございます…」 「蓮華…」 「これでまだ頑張れそうです」 とても幸せそうに笑うから…そっと抱き締めた 「ごめんね…蓮華…」

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