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第263話
キャストの子達の言葉に甘え暫く休むことにしたカイと自宅でゆっくり過ごしていた。
「如月さん、退院したみたいだよ」
病院に行った日から2日後のことだった
「良かった…蓮華大丈夫かな」
「如月さんは昔からいろんな教育を受けていてるから立ち直りは早いだろうって十夜さんが言ってたよ」
「それなら大丈夫だよね。俺も仕事復帰しようかな…」
「お前が男の客やキャストのこと過ごしても震えない自信あるなら復帰したら」
「…自信ない…」
「焦らなくてもいいんじゃない?」
「そうかな…せっかくの夢のお城だったのにな…」
「だろうな…一旦店長の椅子開けたら?任せられる人いない?」
「いるにはいるけど…でも…俺…」
「お前はオーナーとして支えていけばいいんだよ。体調がいいときは店に出て調子悪ければ自宅でできる仕事やるとか。店の移転もいいかもしれない。あの場所に恐怖を感じるのかもしれないし。場所が変われば案外早く心の整理ができるかもしれないし」
「そだね…色々考えてみる」
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