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第294話
朝陽side
何度も好きだと涙を流しながらキスをやめない
ジタバタと暴れる。その時いきなり扉が開いた
「え…」
「あんた誰?」
「お前何してるの?それって同意?」
「…」
「そんなわけないよね?嫌がってるようにしか見えないけど?」
「それは…」
「霞だったっけ?大人気歌手がそんなことしてていいの?」
「五月蝿い!部外者は黙ってて!ここ関係者以外立入禁止だよ。あんたの方がやばいんじゃないの?」
「残念。俺関係者だから。てかいい加減その汚い手どけてくれない?俺の朝陽さんから」
「はぁ?朝陽さんには恋人が…朝見た人違う…」
「じゃあ恋人いるってわかっててそんなことしてるの?どんな神経してるわけ?」
「お前こそ…」
「ていうか何で自宅まで知ってるの?何で一緒にいたこと知ってるの?」
「それは…」
「そっちの方がやばいんじゃないかな?早くどけよ」
無理矢理霞くんを引き剥がし僕を胸に抱いた。何で…何で…どうして…
「朝陽さん。大丈夫ですよ」
僕の背中を擦りながら耳元で囁く
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