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第316話

朝陽side 目を開けるとそこは事務所のゲストルームだった。まだ外は暗いのでそんなに時間はたっていないのだろう 「おはようございます。朝陽さん。体もう大丈夫ですか?一応後処理はしておきましたけど…すいません…勝手に」 「ううん。大丈夫…ありがと…」 「声枯れちゃってますね…」 「今日休みで良かった…」 「じゃ俺帰りますね」 「待って…側に居て?…あ…ごめん…何でもない…」 「いいですよ」 「…ありがと…」 「夜が明けたら十夜さん来てくれますから傷治療しましょうね」 「うん…」 「おやすみなさい…」 「ねぇ…せいくん。今だけでいい…抱き締めて一緒に寝て欲しい…」 「…わかりました」 せいくんの腕の中は大きくて…暖かくて…とても安心した… せいくん…好きだよ…

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