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宵闇の向こう側…6

目が覚めると彼の綺麗な顔が目の前にあった チュッ… 啄むようなキスを落とすとゆっくりと目を開いた 「おはようございます。顔色良くなってますね」 「ん…体も楽だよ」 「よかった…あ…やばっ…時間…急いで出ますね」 「ねぇ。次の予約まで一緒にいられない?」 「でも終了時間ですよね。俺は今日は創立記念日だから休みだし…仕事も午後からだから平気ですけど」 「オーナーに電話するから待ってて」 彼と離れがたくてオーナーに連絡をいれるとすんなり了承してくれた。 「珍しいな。お前が自らまだ一緒にいたいって言うなんて。相馬くん気に入った?」 「看病だけしてもらって何もしないのも悪いし」 「そういうことにしておくよ」 「何それ。あとさ週末17:00からラストで相馬さん入れておいてよ」 「休みだろ?」 「でもそこだけは出たいから」 「OK。入れておく」 「はい。お願いします」 「んじゃ楽しんで。お疲れさん」 「相馬くん」 「はい」 「もう熱も下がったし君に抱かれたいな…」 「え?体平気ですか?」 「ん。大丈夫」 「週末も時間くれるから無理しなくても…」 「僕が我慢できないの。もうさこんなになってる」 中心部に触れさせる。相馬くんはニヤリと笑った。その表情だけでイっちゃいそうだ… 「なずなさん。エッチですね。辛かったら言ってくださいね」 「相馬くん…ねぇ。言いにくいから呼び捨てでいい?」 「いいですよ」 「星夜。どっちも大丈夫だったよね?どうしたい?抱きたい?抱かれたい?どっちも?」 「なずなさんが抱かれたいって言ってたでしょ。抱きますよ」 「ん」 噂以上のテクニックに何度も果てる。 あの人よりもずっとずっと気持ちよくて みんながはまる理由がわかる こんなにいいのは初めてであっという間に彼に落ちていった。 あんなに好きだったあの人のことは片隅にも残らないほど星夜が僕を支配した

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