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宵闇の向こう側…10

「やぁぁぁ…なずっ…も…うっ…あっ…無理…んっあぁぁ…」 「星夜っ…あっ…はぁ…はぁ…」 「んあっ…くっ…あ…イっく…あぁぁぁぁ…」 星夜が意識を手放す。汗でまとわりつく髪を撫でそっと額にキスをした ぐったりとしたその姿にさえ僕は欲情した。こんなこと初めてだ 僕がつけたたくさんの紅い花弁が色の白い肌に良く映えていた 「星夜…星夜…」 星夜の体に僕の昂りを吐き出した。 僕のもので濡れた体さえもとてつもなく綺麗でまた熱を持つ僕自身がいた このまま閉じ込めてしまいたい…他の目に触れさせたくない…こんなにも綺麗な人を僕は知らない…この子が欲しい… なんて…そんなこと言えるわけもなくまた立ち上がったものを自身で慰め星夜にぶちまけた… 「あぁ…星夜…綺麗だよ…」 その姿を禁じられているプライベートのカメラに納める… 初めて規則を破った…でも…後悔はない… 星夜のこと何時間だって眺めていられるがそうもしていられないので体を清めた 触れる度ピクリと反応する星夜がまた可愛かった… 「…星夜…可愛い…」 綺麗になった星夜の隣に潜り込み寝顔をただただ見つめた もうすぐ夜が明ける…このままこの世が滅びてしまえばいいのに… 時間になればこんなにも素敵な時間に終わりが来る… また会いたいな… どれくらいそうしていたのだろう…やがて来る時間に合わせゆっくりと瞼を開いた星夜が僕を視界に入れるとフワッと笑い抱き締めてくれた 何て幸せなのだろう… 「ご…め…俺…飛んじゃってた…」 掠れた声が欲情を誘うが必死で耐える 「せっ…か…く…なず…な…を独り占めできたのに…」 「嬉しいこと言ってくれるね。星夜の寝顔を堪能できて僕は嬉しかったよ」 「寝顔…あ…恥ずかしい…今まで見せたこと家族以外なかったのに…」 「嬉しい…初めてもらえた」 そっと頭を撫でると気持ち良さそうに目を閉じた。 「なずな…また…会いに来ていい?」 「うん。待ってる…」 嬉しい…また会いたいと思ってくれた…嬉しい… 「もうすぐ時間だね…まだ一緒にいたいな…」 ぎゅっと抱き締めてくれる…僕と同じこと思ってくれてる… 「僕も…一緒にいたいな…」 抱き締め返した 「ねぇなずな…」 「ん?」 「…何でもない…」 「何それ…」 何が言いたかったのかはわからないけど切なそうな顔に僕は満足した。 少しでも星夜の心に入れたような気がしたから… その後無情にも終了の連絡が来た 「またね」 「はい。また」

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