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宵闇の向こう側…20

目が覚めると部屋は綺麗に片付けられ何事もなかったかのような状態になっていた 違うのは…僕が裸で拘束されてたくさんの玩具がつけられていることくらい 定期的に送られる玩具達の刺激に声をあげる… 「あっ…あっん…いやぁ…いやだ…誰か…」 「お目覚めですか?なずな様」 人の良さそうな顔で近付く男を睨み付けるが更に強い刺激を与えられる 「あぁぁぁ…っ…やめて…いやっ…いやぁぁぁ…んあっ…あっ…ごめんなさい…ごめんなさい…許して…」 「本当に…流石プロですね。いい声で啼く…もっと聞かせてよ。なずな様」 「あんっ…やめて…はぁん…はぁ…」 「やめてあげましょう」 全てを玩具を外し男自らが服を脱ぎ捨てていく。そして激しく僕を抱いた 「こっちの方がいいですか?玩具より…」 「あっん…いやっん…あっ…いや…」 「嫌じゃないでしょ?こんなにキュウキュウに締め付けて」 「言わないで…あっ…」 欲望に忠実に出来上がってしまっている僕の体はされるがままになる 「はぁ…良かったですよ。またこれつけておきますね。また時間になれば別のものが様子を見に来ますのでそれまでお待ちください」 時間毎に現れる使用人たちに代わる代わる抱かれ、メイド達が帰れば彼ら全員で部屋へやって来て狂ったように僕を抱く… 終わらない快楽の毎日に身を委ねるしかない僕の体も心も限界だった。 そして…とうとうその快楽に何かがはじけた… 何度果てても足りない…もっと欲しい…もっと求めて…もっと激しく… 「あんっ…いいっ…気持ちいい…もっと…もっとして…激しく…んあっ…あぁぁ…次は誰っ…?んっ…いいよっもっと…あんっ…そこっ…」 「はぁ…なずな様最高…んっ…」 「お口にも欲しい…頂戴…」 「はぁ…なずな様…気持ちいい…っ…なずな様の口気持ちいいです…んっ」 「んっ…んっん…コクッん…っ…ぷはっ…はぁ…いっぱいでたね…美味しかった…いい子だね…次は誰?僕も誰かに入りたいな…誰かいない?僕…頑張っちゃうよ…あっ…そこの君が欲しい…だめ?っ…んっ…あっ…君の中あっつい…いいの持ってるじゃん…」 「はぁ…はぁ…なずな様っ…なずな様の気持ちいいです…あっ…もっと…欲しい…」 「ほらぁ…後ろの君も頑張ってよ…腰止まっちゃってるじゃん…僕の後ろのお口も気持ちよくしてっ…あぁぁぁ…んっ…ふっ…上手…気持ちい…っ…もっと…」 もう自分が何してるのかわからない…わかりたくもない… 保科さんは今ここにいないんだもん…楽しまなきゃ…保科さんっ…ごめんね… 頭の中はぐちゃぐちゃで自分がどうしてしまったのか考えることさえやめた 莉音からの電話も保科さんからの電話も出なかった…出られなかった…こんな風になってしまった僕が何を話せばいいの?

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