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宵闇の向こう側…29
「星夜〜ただいま!いい子にしてた?
星夜…可愛い…こんなに虚ろな瞳なんて…今は僕だけのもの…はぁぁ…可愛い…」
チュッ…チュッ…こんな顔は見たことがなかったから我慢できなくてキスをした
玩具を外すと色々なところから液体が出ていてそれすら愛しい…
「はぁ…星夜…沢山零して」
涙や汗など出ているものを舌ですくっていく。そのどれもが星夜の物と思うと嬉しくてたまらない…
でもちょっと妬けちゃう…僕の体じゃなくてもこんなにイけちゃうんだから
「そんなにこの子達良かったの?エッチだねぇ…星夜は…僕の手じゃなくても楽しめちゃう子になっちゃったんだね〜…はぁぁ…この子達にまで嫉妬しちゃうなぁ…」
玩具についている星夜のいろいろな液体さえ勿体なくて全てを舐め取った
「この子達まで星夜の味…美味しい…」
「なず…」
星夜がしっかり僕を見据え名前を読んでくれた
「やっと目を見て呼んでくれたね〜嬉しい」
喘ぎすぎて枯れてしまった声で話しかけてくる。その艶やかな声で僕の中心部は熱を持つ
「なず…ごめん…」
「何が?」
「俺はどんな仕打ち受けてもやっぱりなずを受け入れられない」
「星夜何言ってるの?別に今更君に何も求めないよ。ただ僕と同じ事して何より強い星夜を壊したいだけだよ」
星夜は何を言ってるの?意味がわからない
「いつまで俺をここに閉じ込めるつもり?」
「壊れてしまうまでだよ」
当然じゃない。
「なず、俺の仕事知ってるでしょ?こんなこと長く続けられないよ。直ぐに誰かが見つけてくれるから。そうなったらなずはどうするの?」
そんなの決まってるじゃん
「何度だって星夜を攫いにくるよ。当たり前でしょ」
「なずはそれで幸せになれる?」
「…」
何?何が言いたいの?
「なずが本当に欲しいものは何?」
そんなの…そんなのは…
保科さんのことが頭を掠めるけれど…でも…
そんなの叶わない…叶うはずがない…
僕が今欲しいのは…
「欲しいもの?星夜の絶望?かな?星夜 一気に喋りすぎ…黙ってくれる?」
用意していた猿轡を噛ませ黙らせた。
「ご飯準備してくるからいい子で待っててね」
星夜の言葉に少し戸惑いもあったけれど…
その事よりも星夜とのこれからの生活を考えると楽しみで仕方なかった。
壊れていく星夜はどれだけ綺麗なんだろう
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