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あなたに会えたから 28

それから更に数日。 莉音のお兄さんと会う日。 朝陽さんも付いてきてくれるはずだったけど急に仕事が入り来れなくなった 指定された場所に向かうと優雅にお茶を飲んでる人が居てその隣に可愛い人が寄り添っていた お似合いの二人…見詰めていたら可愛い人が立ちあがりこちらに駆け寄ってきた。 「霞 桔梗くん。今日は無理言ってごめんね。僕はなずな。よろしくね」 「なずなさん。…おいくつですか?」 俺と同い年くらいにしか見えないけど… 「ん?君より10以上年上だよ」 「え?…えぇぇぇ!!」 「そんな大きな声だしたら気づかれちゃうよ。ほら…」 「あ…すいません」 「僕はいいけど霞くんが困るでしょ。ふふっ…可愛い…聞いてきた通り」 「なずな。いつまでそんなとこで引き留めてるの?」 「あ。ごめんごめん。桔梗くんが可愛くてつい…」 「ごめんね。霞くん。五月蝿くて」 「いえ」 「兄の京介です。はじめまして。よろしくね」 「よろしくお願いします」 「急にごめんね。ありがとう」 「回りくどいことは面倒だから単刀直入に聞くけど君は莉音が好き?」 「はい。好きですよ」 「その好きはどの好き?」

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