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初恋 4
お互い仕事にも慣れてきた頃俺は運命の出会いをすることになる
彼の名は土門 天音
天音はゲイ雑誌のモデルだった。俺の専門外ではあるが急遽呼ばれ初めてあいつとあった時初めての感覚に襲われた
噂には聞いていたが想像以上の美貌に一気に心を鷲掴みにされたのだ
これがきっと初恋なんだろう
寝ても覚めてもあの妖艶な姿が頭から離れなかった。
カメラを通してでも伝わる熱が俺を夢中にさせた。
天音はそこにいるだけで華やかで…どうしてこの仕事しかしないのか大きな謎だった。
少しずつ少しずつ仲良くなろうと柄にもなくドキドキして俺なりに努力を重ねた。
天音はあれだけ綺麗なのに綺麗すぎて誰も近寄ってこなかったようで俺に戸惑っていた。
「彩…あれだけの子落とすにはどうすりゃいいんだろうな」
「そうね…私は特別扱いされるのが嫌いだったわ。あまりちやほやされるのは嬉しくなかった…」
「お前…自分が綺麗だからって…」
「当たり前じゃない。私は綺麗だからこれでも苦労してきてるのよ」
「なんかイラつくけど…真実味あるわ…」
「まぁ後はカズ次第じゃない?」
「だよな…」
「はぁ…でも…あんたの初恋…私より良い子見つかるなんて…予想外だったわ…」
「なんだそれ…」
「噂の彼だもんねえ…今度会わせなさいよ」
「絶対いや」
「私に取られるとでも?」
「五月蝿い…」
「かずくん…可愛い」
「その呼び方やめろ…」
「あら?どうして?私は好きなようにするわ」
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