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初恋 6

本当に嬉しかった。 彩にはすぐ報告をした。彩は自分のことのように喜んでくれた。 一時期彩が自分を好きなんじゃないかって自惚れた時期もあったけどそれは勘違いだったようだ 「良かったわね。和海。大切にするのよ。あの子ちょっと危ういし…」 「だな」 専門紙で仕事を続けるのは心配だったけど初めて会ったあの日から担当カメラマンはまだ体調を崩していてしばらく戻れないと言うことで元々編集長と知り合いだった縁で俺が当分の間は担当することになったので目の届くところに置いておける点では安心だったがやはり絡みのポーズは妬ける… 今日も撮影を終え帰り支度をしていると天音が駆け寄ってきた…可愛い… 「蘇芳さん。この後一緒にお食事に…」 「いいよ」 「やった…付き合いだしたのに二人になれてないから…二人になりたいです…」 顔を赤らめながら見詰める表情にまたも理性が崩壊しそうになった 「お互い忙しかったもんな。じゃ行こうか」 「はい!」 こうして叶った初恋。 俺はこの手を離さない… fin. 蘇芳編完結です。詳細はまた別の機会で… またお会いしましょう

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