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灯火 5

夕燈side 昨日窓を開けっぱなしで寝ていたなんて嘘だ… 昨日素性を隠し一人で酒を飲んでいたときに隣り合わせた知らない奴に薬を盛られて好き放題され裸のまま放置されていた 動くことも出来なくて助けも呼べなくて… 無理矢理にされて放置されたのはもう何度目だろう… 一人は寂しくてたまらなくて…体を重ねている間はそれを忘れられる。 莉音の事がずっと好きだったけど伝わらなくてやっと手に入ると思ったらあいつには好きな人がいた… どこにも吐き出せない寂しさに精神的にも結構きていた 十夜は幼馴染みで昔から人が良くて朝陽の事がずっと好きで…でも朝陽の事を思い背中を押した… そうやって自分のことを後回しにし続けてきた事を俺は知っている 十夜は美那が死んでから辛さを隠すことがもっとうまくなった 俺も十夜も本音を隠すことが上手い。 本音で話せる時なんて来るんだろうか…

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