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灯火 9
夕燈side
「ん…あ…夕燈さん…おはよぉ…」
ふにゃりと笑う十夜の顔は初めてみた。寝起きはこんな感じなんだ…
「夕燈さん…顔色よくなったねぇ…よかったぁ…」
「十夜…ヤバい…」
「へ?…何が?」
「ねぇ…可愛い…可愛すぎる…食べたい…」
「へぇ?何言ってるんですかぁ?」
「…っ…なんなの…お前…何…本当に…」
「ん~?夕燈さん…よかったぁ。元気になって…」
すりすりと顔を胸に押し付けてくる
「いやっ…本当に…何?…この生き物…誰…?」
「ふふっ…夕燈さん変な顔…んーっ…ご飯作るねぇ…」
「いや…大丈夫…それより…」
まだ覚醒しきれていない十夜を押し倒す。そして深く口付けた
「んっ…あっ…ちょっ…夕燈さん…」
「お前が悪い。」
「んっ…何…やめっ…」
何度も角度を変え口内を犯す。
「ふっ…ん…ちょっと!!夕燈さん!!何朝から」
「ちぇっ…覚醒したか…さっきまで可愛かったのに…」
「何?何なの?」
「いや…こっちが言いたいし…お前寝起き人違いすぎだから!!」
「は?何言ってるんですか?美那や朝陽にも言われてたけど意味わかんないです」
「あぁ!!もう!!罪深い男前め!!」
「意味わかりませんって。もう。ご飯作りますから離して下さい」
「やだ。お前のせいで元気になったじゃん。どうにかしろ」
「だから嫌ですって!!自分でどうにかしてください」
「だめ!!我慢できない」
全体重をのせ十夜に覆い被さる
「やめて下さいって!!」
「お願い…十夜…」
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