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灯火 10

目が覚めたら夕燈さんが俺にキスしてた。 驚いて突き放そうとするけど寝起きだと力がうまく入らない 夕燈さんが何をしようとしているのかがわかり動揺する。 「やめて下さいって!!」 するとさっきまで無邪気に笑っていた夕燈さんの笑顔が消え力が抜けていき涙が零れ落ちた…何で…? 「お願い…十夜…」 「…夕燈さん…?何があったんですか?…」 「俺…窓開けたままだったなんて…嘘で…本当はさ…無理矢理に複数人に…いろいろされて…裸のまま公園のトイレに放置されてたんだ…だから…あの…」 「…」 言葉が出なかった… 「十夜…お願い…抱いて?」 涙を流すその姿に胸を締め付けられて…息がうまく出来なくて… 「…それで…少しでも…楽になりますか?」 「ん…お願い…突き放さないで…やだ…」 「…わかりました…」 こんなこと間違っていることなんてわかっているけれど… 今まで見たことがない弱々しい夕燈さんに手を伸ばしてしまった… もうこの人から逃げられないとは思わずに… そっと上に股がる夕燈さんに口付ける…。 「ふっ…ん…十夜…」 甘い吐息を漏らしながら夕燈さんが俺の名を呼ぶ 夕燈さんをそっと俺の上から下ろし押し倒す… そして全身を愛撫していく。 朝陽に良く似た甘い声…朝陽に良く似た体形…朝陽に良く似た表情… 朝陽…朝陽… 今俺の下でよがっているのは朝陽じゃない…でも…わかってるけれど… 俺の中にいる艶かしい朝陽に侵食されていく… 「んっ…十夜…も…いれて…早く…頂戴…んっあっ…」 「夕燈さん…っ…」 「朝陽って思っていいよ。朝陽って呼んでもいいよ…だから好きにして?十夜…僕を好きにして…」 何かがガラガラと壊れる音が聞こえた… 朝陽をまた抱けるなんて…幸せだ… 「…朝陽…っんっ…」 「んっ十夜っ!!気持ちいい…もっと…」 「朝陽はここが好きだったよね?ほら…可愛く啼いて…朝陽っ…」 「あぁぁっ!!十夜っ!!んあっ…うん…好き…そこっ…好き…もっと…してっ…十夜」 「朝陽っ…可愛い…可愛いよ…」 「ん、っ…十夜…っあんっ、もっと…もっと…頂戴…」 朝陽の肉壁が俺の中心部に絡み付き離さない。とてつもなく気持ち良くて…とてつもなく愛しい…朝陽っ…愛してるっ… 「朝陽っ…ん…」 「十夜っ十夜っ…あっ…も…イっちゃう…んあっ…」 「俺も…一緒に…朝陽っんあっ」 「あぁぁぁぁ…っ…十夜…っ…好きっ…」

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