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灯火 11
事が終わるとすぐに後悔が襲ってきた…
「夕燈さん…すいません…俺…」
「大丈夫だよ。ありがとう。十夜。ねぇ十夜…」
「はい…」
「またおいで。朝陽が欲しくなったらいつでも。俺はいつでもお前の元へ行くから」
そう言い俺の髪を鋤く夕燈さんの華奢な指先は徐々に降りていき頬を撫で唇へ触れ口内に侵入して来た
口内を犯されそれが抜かれたとき細い糸を引くその光景に息を飲む。
華奢な指先は夕燈さんの唇へ向かい赤い舌がその糸を絡め取った
「十夜…朝陽を好きでいいんだよ。朝陽を忘れないでいいんだよ。だから俺を利用して?それによって俺も癒されるから…ねっ。お互い様だよ」
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