愛斗はその人に興味が湧いたらしい 二人から話を聞くと目を輝かせながら聞いていた 「いつも全教科満点なんて…すごい…俺その人見てみたい。神楽坂学園受ける！！嶺も行こう！！」 「愛斗は良いかもしれないけど俺かなりギリギリだけど…」 「大丈夫！！嶺はできる子でしょ！ずっと一緒に居て欲しい。一緒にいてくれなきゃやだ」 「わかった…」 「やたっ！！」 愛斗はひどいと思う。俺の気持ちを知らないとはいえあんな顔をして俺に一緒にいて欲しいというのだから… でも俺もそれに素直に応じるんだからバカだと思う 何で愛斗じゃなきゃダメなんだろう…試しに女の子と付き合ってみたこともあったけど結局は続かなかった 好きじゃない人にそう思わせるのはかなり しんどかった こうして俺は叶うことのない片想いを一生心に秘めたまま生きていくのだろう