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僕らの間 3
それからは愛斗の希望を叶えるため必死で勉強した
神楽坂学園は今の俺のレベルでは無理だったから
兄弟校である神楽高校なら何とか行けそうだが…
隣接しているが自分と同じところじゃないと嫌だと愛斗が言ったから
俺の人生は愛斗に轢かれたレールの上を走っている
本当にバカだと思う。
自分の人生なんだから自分で決めれば良いのに…
惚れた弱味。片時も離れたくないのだ
勉強の甲斐もあり合格したときはホッとしたがこれからもっとやらなければならないというプレッシャーも大きかった
学園生活は以外に楽しくて勉強も苦ではなくなってきた。
愛斗が先輩を追いかけ始めてからどのくらいたったのだろう…
今日も一緒に先輩の元へ向かいたかったが先生に呼び出されてしまう。
今日は屋上に行くって言っていたから心配だ…
いつもなら教室で周りの目があるから何もなく終わってるけど屋上は特定の人しか入ることは許されていないから人目がない…
先輩も男だ…いくら相手がいるとはいえあんなに可愛い愛斗と二人きりなら間違いを犯してしまうかもしれない…
気になりすぎて先生の話しはほとんど入らなかった。
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