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僕らの間 5
愛斗にキスされた…?何で?そういうの気持ち悪いって…ずっと言ってたのに…
「…」
「ふーん…それってやっぱりお前は望月に惚れてるってことなんじゃないの?」
「え?」
「ただの幼馴染で長くずっと一緒だからって流石にキスやそれ以上のことなんてできないよ」
「あれ?俺が嶺を好きってこと?え?…」
先輩の言葉にオロオロし始めた愛斗を見詰める
そんなことはないはず…先輩何いってるの?
「ま。あとは2人で話せよ鍵渡しておくから」
先輩が笑って背を向けると愛斗が慌てて追いかけた。
ここから二人の会話は聞こえない
しばらくして愛斗だけが戻ってきた
「あの…嶺」
「…」
「なんかごめん…」
「…」
「嶺?」
まだ固まっている俺を上目使いで見詰める愛斗を思わず抱き締めた…
「愛斗…」
「…」
「俺にこうされるの嫌じゃない?」
「いやじゃ…ない…」
「さっきの…って…どういう…」
ちゅっ
「あ…あれ…俺…今すごく嶺にキスしたくて…あ…ごめん…」
自分からしておきながら戸惑いの声をあげる愛斗にこちらからもキスをする
「ん、っ…」
「嶺…今気づいたけど…俺…お前のことそういう意味で好きみたい…近すぎてわかんなかった…嶺が誰かを好きになるなんて…キスとか…それ以上とか考えただけでも嫌だ…ごめん…気持ち悪いよね?」
「お前がそれ気持ち悪いって…」
「うん…でも嶺なら…気持ち悪くない…」
「俺はっ…初めてあったときからお前のことが好きだった…でも…お前はそういうの気持ち悪いって…言って…た…から…」
チュッ…
再度愛斗がキスをしてくれる
「うれしい…嬉しいよ…嶺…」
「よかった…」
「嶺…俺と付き合ってくれますか?」
「うんっ…」
「嶺…好きっ!!」
キーンコーン…
「やばっ…予鈴…愛斗教室戻ろう」
「いやっ!!サボっちゃおうよ…今はお前と二人でいたいから…ダメ?」
真面目な愛斗からのお願いに断れるわけもなかったし正直自分も今は二人でいたかった
「わかった。でもこの時間の勉強後で教えてね」
「もちろん」
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