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僕らの間 10

「本当朝陽さん美人だったねぇ。片桐先輩が相馬星夜だったのも驚いた…でもさ。すごくない?そんな人と知り合いなんて!ていうか俺が朝陽さんに敵うわけないよねぇ。あんだけ美人で性格もよくてニコニコしてて兄たちに聞いたところいつも学年首席だったって」 「…」 「おーい!嶺!まだ呆けてるの?」 「あ…ごめん…」 「…今…誰のこと思ってた…?」 やばっ…愛斗が怒ってる… 「なんか疲れちゃって…」 「…そ…あ。さっき片桐先輩に囁かれて赤面してた。お仕置きね」 「お前もじゃん」 「俺はいいの」 「理不尽…」 「…いいの」 「…」 「…って…俺が抱きたくなっただけだけどね」 いきなり押し倒される。いつもより荒々しく触ってきた…愛斗は意外に性欲が強くて…まぁ…俺も変わらないけど… お仕置きと称して始まった行為は深夜まで続き俺の声は枯れていた 「嶺…可愛い…ちゅっ」 いつもの終わりの合図で俺は意識を手放した… 愛斗が一回で終わる日はこれまで1日もない。 付き合いだしてから毎日求められ開かれる俺の体はもう愛斗の形になっていた 周りがきっと驚くだろう…まさか愛斗がそんなに激しいなんて… こんな可愛い姿の中にこんなに狂暴な獣がいるなんて… 「嶺…愛してる…誰にも渡さない…誰にも触らせない…」 そんな言葉を毎回言われてるなんてここ最近ヤル度意識を飛ばす俺には届くわけがなかった

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