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僕らの間 15

暫く客寄せで回り暫くして教室へ戻り接客係と変わる。 丁度その時先輩と朝陽さんとカイさんがやって来た。 そこだけ違う空気が流れていた。 俺たちを見つけたカイさんが近付いてくる。 胸元に結構なカメラをぶら下げていた 「あー最高。やっぱりよく似合う」 カメラを向け何枚も何枚もシャッターを切っていく 「カイさん。こんにちは」 「嶺くんそんな緊張しないでよー」 「あ…だって…あのカイさんが…ここに…先日はすいません。俺みたいな素人がカイさんの代わりなんて」 「ぜんっぜん問題ない。かっこよかったぁ…本格的に始めちゃえば慣れてもっともっと…俺以上によくなる」 「とんでもない!!」 パシャ 「その顔も可愛い…」 「かいさーん。嶺はダメです」 パシャ 「焦る愛斗くんも可愛い。あーたまらなぁーい」 「カイ。落ち着け。他のお客さん驚いてるから」 大興奮しているカイさんを先輩が羽交い締めにして止める。渋々おとなしくなったカイさん 「もーわかったよー」 次に顔をあげたときは別人になっていた。 モデル カイの降臨だった 「お騒がせしてごめんね」 ウインクをして回りに目をやった さっきまで戸惑っていた生徒やお客さんがみとれていた 流石プロ。こんな人の代わりを勤めたなんて恐れ多い…

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