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僕らの間 17

先輩たちが帰ったあと場は静まり返っていた 小松が相馬星夜に認められたことに皆が唖然としていたのだ 小松はクラスでも人気者で誰からも好かれている。 小松が服を作りたいと言っていたことや相馬星夜を尊敬していることも皆が知り応援していたのだ 「おい…宮部…」 「ん?」 「お前あの人と知り合いなの?」 「え?お前知らないの?宮部と望月って相馬星夜のとこのモデルしたことあるんだよ。あの一緒に来てたカイさんの代理で」 「あ!俺その時の雑誌持ってるよ。ちょっと待って…ほら」 「うわぁーマジかぁ。二人とも男前…」 「すげーなぁ…お前らただのバカップルじゃなかったんだ…モデルなの?」 「その時1度だけ。その後もその前も全くモデルなんてしたことないよ」 「小松。よかったなぁ…」 「ん…うんっ…嬉しい…」 「泣くなって」 みんなは気づいていない。こんなに感動的なことなのに…今自らが汚い女装をしていることに… 端から見たら異様な光景だ…笑えてくる… 「ははっ…」 我慢できなくて思わず笑ってしまった… 「望月。今かなり感動してるのに笑うって…」 「みんなさ…自分達の格好忘れてない??ふふっ…」 「あっ…」 その後教室中が笑いに包まれ元の文化祭の喧騒に紛れていった

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