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雪の日に

「さむっ…」 昨日の夜から今日の朝にかけては数十年ぶりに大雪になるとテレビでいっていたのを思い出しカーテンを開け外を眺める。 既に雪は止んでいた 「寒いはずだよなぁ…積もってる…」 「おはよぉ…十夜」 「おはよ。夕燈さん」 「やっぱ積もったねぇ…今日はおとなしくしてようか」 「そうですね」 部屋の窓から光が差し込む 雪がキラキラ輝いてとても綺麗だった 「十夜?」 「ん?どしたの?」 「ぼーっとしてるからどうしたのかなって」 「こっから見る雪がさキラキラしてるんだよね。すごく綺麗。みて」 「うわぁ~ほんと…」 その光に映される夕燈さんが綺麗すぎて息を飲む 「っ…」 「どした?」 「夕燈さん…ほんと…綺麗…」 「十夜に言われてもねぇ…」 それだけ呟きまた窓の外を見る。 公園では子供たちがはしゃいでいる様子が垣間見えた 「なんか…懐かしい…昔さこんな雪の日にあーちゃんがいなくなって探したこと覚えてる?」 「覚えてる。あの時はみんなで探し回った…」 それは朝陽が華陵院家にやって来て約1年がたったときだった

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