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雪の日に
結局その雪だるまは溶けてなくなってしまって朝陽はとても残念そうだった
それからは特に変わらず勉強付けの日々に戻り結局なかなか関係は好転しなかった
「あのときのあーちゃん可愛かったなぁ…父さんも素直になればいいのにならないからこじれたままになっちゃったんだよね…あの日あの雪だるまをあきもせずに写真に納めていてしっかりあーちゃんのことも写してたんだよ。多分ずっと見せないままだろうけどね」
「そっか」
「しかし…あのときの子結局今もわからないままだね。誰だったんだろうね?」
「あのときは俺よりも背が高かったし多分夕燈さんくらいの人じゃないかな?」
「ちゃんとお礼言いたかったなぁ」
あの日のこと朝陽は覚えているのだろうか?わからないけれど何かしら残っているといいな…
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