526 / 690
久しぶり
「あー!!さなえ!!久しぶり!」
「蓮華?久しぶり。何でこんなとこにいるの?」
旅行で訪れたそこは隠れ家的なスポットでそんなに観光客は多くない。
でもここに初めて来たときここの自然と人に引かれた。
だからここにカイさんと来たかった
「旅行できたんだよ。お前こそなんでここに?里帰り?」
「うん。もう戻らないて思ってたんだけどね」
「元気そうで良かった。最近なかなか会えなかったからさ。茜は元気?」
「うん。元気だよ」
「そっか」
「ねぇ。蓮華もしかしてこの子?」
「はい。可愛いでしょ?」
「うん。可愛い…化粧したい…」
「もう。また悪い癖出てますよ!さなえはだめです。かわいくなりすぎるから」
「だからいいんでしょ」
「本物…本物だぁ…」
「え?」
「蓮華結局あなたに会わせてくれなかったから。一度お会いしたかったんです。うわぁ…うわぁ…すげぇ…本物…すげぇ…」
「可愛すぎか…」
「です…だからこいつにはいつも騎士が…ほらね…きた…」
「さーなーえー」
「え?!なんでここに?お前仕事じゃ…」
「さなえを驚かせたくて会いに来た」
「うわぁ…美人…」
「誰?」
「カイさん!!あのカイさんだよ!」
「あぁ…初めまして。」
「ほんと…蓮華から聞いてた通りの二人だね。ここで会ったのも何かの縁。一緒に食事しない?」
「俺はいいですけど」
「さなえが行くなら俺も行く…」
「っていっても君たちの方が詳しいか…この辺りは。おすすめの場所ある?」
「ありますよ」
さなえと茜は俺の高校の同級生で友人。俺のことをカイさんの次に認めてくれた奴ら。
高校時代はいつも一緒だった。あんなに億劫だった学校も二人がいたから楽しかった。
いろいろあったけれど俺は二人に会えて良かった…
食事を終え宿に返るとカイさんが抱きついてきた
「どっ…どうしたんでふかっ…」
「蓮華…噛んでる」
「いや…だって」
「羨ましいな…あんなにいい友達いて…ちょっと妬けた…だってすっごく仲良いし」
「っ…可愛い…嬉しい…ヤバイ…」
「俺がしらない蓮華を沢山知ってるんだもんね…」
「でも…俺の一番はカイさんなので」
「ふふっ…知ってる…ねぇ…蓮華…夕飯まで時間あるからさ…抱いていい?」
その後夕飯までしっかり攻められました…
fin.
宣伝みたいになっちゃって恐縮ですが…最近書き始めた作品中の二人組を登場させました…そちらも気になりましたら読んで頂けると嬉しいです。ではでは
ともだちにシェアしよう!