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道標 6
急いで二人で住む家を飛び出した…これ以上気付かないで…
「もしもし。望悠。俺」
「おーどったの?」
「今日泊めて」
「いいけど何かあったの?海都と」
「何もない」
「そ。んならビール買ってこーい」
「オケ。んなら後で」
メンバーでもあり海都と共に幼馴染みである望悠はメンバーの中では弟の位置付け。お姉さま方に人気のメンバーだ
俺は海都と付き合う前望悠と体の関係にあった。俺の初めては全て望悠だ
お互いただの好奇心で始まった行為が長く続いていたのだ。
もちろん海都もそれは知っている。
「いらっしゃい…ってひでー顔してんな…」
「うるせー…」
「何したの?海都と喧嘩なんて珍しいじゃん」
「なぁ…望悠…最近楽しい?」
「はぁ?いきなり?ん~それなり?でも…なんか…ファンと距離が出来た…そんな気がする」
「俺さ…やっぱり間違ってたかな…俺は…ただ…遥の曲が歌いたかっただけだったのに」
「ん~まぁ、多少はやり過ぎ感はあるかもな…でもそれがなけりゃ俺たちは遥の曲が歌えなかった…」
「…俺は…やっぱり遥の曲が歌いたい…」
「俺も…でもせっかく歌うなら…遥にも認めてもらいたい…ファンの笑顔がもっとみたい…」
「でも…今さら後に引けない」
「ん~…久しぶりにやろっか?気が紛れるっしょ?海都ともやってきてないんでしょ?そんな感じじゃ」
「それもそうだな…」
「うわぁ…ひどい男…」
「うるせ…気持ちよくしてやるよ…」
「やる気じゃん…いいね…」
ベッドへ望悠を押し倒す。海都より若干しっかりした体つきをしている。
程よくついた筋肉がエロい
「ふふっ…優しくしてよ?久しぶりなんだから…」
「…」
「どした?」
「いや…別に…」
「…鷹。キスしろよ…」
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