538 / 690
道標 12
望悠side
「お前たちのデビューが決まった」
「本当に?」
「あぁ。」
「やった!!」
「ただし。二人ではない」
「え?」
「二人のハーモニーは素晴らしい。でも足りないんだ。だからそれを補うため残り三人加入させる」
「足りない…」
「あぁ。足りない」
「…わかりました。他の人たちと一緒にやります」
「俺は…無理…知らない人となんて…」
「望悠。俺は完璧な状態を目指したい…足りないなら補って世間に認められる奴になりたい。そこにはお前もいなきゃだめだ」
鷹が言うんだ…拒否なんて出来るわけない…
「わかった…悠里さん…どんな人たちですか?」
「Lunaだ」
「Luna?あの?」
「そうだ」
ともだちにシェアしよう!