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揺れる 15

お祖母ちゃんを家まで送り屋敷へ戻った。 松美さんが出迎えてくれた 「おかえりなさいませ。竹世ちゃんに会えましたか?」 「はい。会えました…元気そうで良かった」 「強い味方が沢山いるので頼ってね。あーちゃん」 「はい。ありがとうございます」 その後屋敷を後にし帰宅した 「朝陽さん…」 リビングにはいるとせいくんが抱きしめてくれた 「大丈夫?きついとこない?」 「大丈夫。」 「お祖母ちゃん会えてよかったですね」 「うん。よかった…」 また涙が溢れて… 「涙腺壊れちゃったのかな…」 「でも…いい涙ばかりだからそれはそれでいいんじゃないですか?」 「うん…」 せいくんが触れるだけのキスをしてまた僕を腕の中に閉じ込める。 せいくんの腕に抱かれたまま目を閉じた。 ずっと…幸せでいられますように…

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