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第150話
雪は手に持っていた手提げ袋の中から、優也がくれたクリスマスカラーのリボンを取り出し、雷太の目の前で自分の首に結びつけた。
「雪?」
「雷太、実は俺、クリスマスプレゼント準備してなくて……ごめん。その代わり今日1日、俺を……もらって」
雪はそう言いながら、ゆっくりとした動作で雷太の首に手を回ししがみつくようにして抱き付いた。
雷太の首筋からほんのり強者の匂いがした。
これがフェロモンというものなんだろう。
雪はそれをすん、と吸い込み吐息を震わせる。
「……嬉しいよ。最高のクリスマスプレゼントだな」
「ほんとに?……こんなので、いい?」
「もちろん。何よりも嬉しいよ」
雷太の手が背中に回る。きゅっと抱き返されただけなのに腰の辺りがきゅんきゅんと切なく甘く疼き、雪は雷太の上に股がったまま腰をもじもじと動かした。
「あの……」
どうしてこんなにも自分は我慢が効かないのだろうか。
雷太は雪の動きを感じて抱き締めていた雪をゆっくりと引き離し、金の三角耳をピンと立てて腰が揺れている様をじっと凝視している。
これでは呆れられてしまうかもしれないと思うのだが、腰の動きが止められない。
雪の意思とは関係なく勝手に揺れるのだ。
「……ん?」
「雷太と、エッチしたい……」
雷太と繋がって、心の底から気持ちよくなりたい。
「俺に擦り付けて気持ちいい?雪、いやらしくて、可愛い。堪らない」
「雷太……」
雷太はハッと熱い息を吐き、雪が着ていたダウンのファスナーを下ろして脱がせ、そのまま床に落とす。
雪は薄手の淡い青色のニット姿になった。
雷太は高い鼻先を雪の薄い胸に擦り付け甘えるような仕草を見せ、強者の可愛らしい仕草に愛おしさが増す。
雪は雷太の金の髪をゆっくりとかしながら後頭部へと撫で付ける。
弾力のある金の耳も、雪が撫で付けるとぱたりと折れて可愛らしい。
「ふ、ふふっ、雷太なんだか子供みたいだ……かわい……っ、んっ」
胸から下腹の方に向けてぴりぴりと下半身に直結する感覚が走り抜ける。
見れば雷太が鼻先で雪の胸の尖りを探り当て、鼻先を擦り付けている。
「……犬みたい、雷太」
犬みたいだと言われてその気になったのか、探し当てた突起を今度は唇で甘く挟んでは離すことを繰り返す。
「んっ、んっ、それ、やだっ……」
やわやわと唇で揉まれた雪の乳首はたちまちしこる。
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