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第151話

衣服の中で育った尖りに布越にもどかしい刺激が与えられ雪は腰を震わせた。 食まれる度に雪の顔がかぁっと熱を帯び、瞳が潤む。 「それ……や、やだ……」 上擦ってしまいそうな声で雪が訴える。 すると雷太は動きを止めて膝の上に乗せた雪を見詰めた。 「いや?どうして?じゃあこれは?」 雷太はいたずらっ子のような目で雪を見詰めたまま、今度は指先で衣服越しに雪の乳首を弄り始めた。 「ぁ……ん、ん、い、いじわるだ……」 爪の先で弾くように擦られ、反対側は親指でくにくにと揉むように弄られる。 「あっ、んっ、やっ、やだぁっ」 いやいやと頭を振りながらも、雪は胸を雷太へ向けて突き出しながら腰を揺らし、小さな喘ぎ声を漏らしている。 その様子をじっと見詰めていた雷太の眼差しはいつしか熱く欲情を帯びたものに変わっていた。 「雪……本当に可愛い」 「はんっ、んぅ」 雷太は喘ぐ雪の口を覆うようにキスをした。 目の前には綺麗に整った雷太の精悍な顔。形のよい眉と閉じられた瞼。 喘ぎを飲まれ、雪もまた瞼を閉じた。 触れ合った唇を雷太の熱い舌が強引にこじ開ける。 その力強さにさえときめく。 舌が雪の口腔へと侵入し、中を舐め尽くすような激しいキスだった。 目を閉じていると感覚が余計に過敏になり、雷太の舌の厚みや、舌の動きで、情熱的な男なのだと感じる。 自分にはない魅力だと雪は思う。 きっと、だから惹かれたのだろう。 濃厚なキスを繰り返しながら、雷太の手は雪の衣服の中へと侵入する。 ニットの裾から手を入れられて、ひんやりとした雷太の手に、びくりと腰が引けた。 その手は肌の感触を確かめるように上へのぼっていく。 ぷくっとした雪の胸でその手は止まった。 弄られて硬くなった乳首を雷太の指が今度は直に愛撫する。 そこを指先で何度も弾かれ、雪は鼻から甘い音を溢した。 「ふぅ……んんっ、んっ、んん」 じんじんとするほどにそこを弄られ、雪が降参の合図をする。 「ひゃ、も、……んぅっ、むりっ」 角度を変えながらのキスの合間に、そこはもう弄らないでと訴えた。 するとまた唇を塞がれたが、雷太の手はニットの中で背中へ回り、反対の手は雪の後頭部へと移動した。 今しがたまで繰り返されていた激しいキスとは打って変わって、柔らかく優しいキスへと変化する。 雷太の大きな手で頭を撫でられ、ピンと伸びていた長耳がたらりと垂れ下がった。

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