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第20話
ルードのその姿が幼い自分とダブってみえる。
(恐かった、オレも、最初は…)
「なんで…」
不安そうなルードを見つめ言葉をだすアキラ。
「恐いよな…ごめん。でも、オレはお前の事大好きになってしまったんだ。愛してる。他の事が目に入らないくらいに」
瞳を見つめ、ゆっくり確かにルードに想いを語る。
「だから出ていってほしくない、そばにいてほしい。オレにはルードが必要なんだ…」
「アキラ」
「オレはこういう愛し方しかしらないんだ。恐がらないで……ルード、オレを信じて」
静かにルードにキスをする。
「おれ……必要だなんて言われたの、はじめてだよ」
「うん。ルード」
やさしく微笑みルードに触れる。
やさしくキスをしてキズのついたルードの肌をなぞる。
やさしく触れられることに馴れてないルード身体を硬くしてしまう。
「ルード、体、力抜いて…」
大丈夫と頭を撫でる。
服をずらし、そっと身体を愛撫するアキラ。
「……んッ、くすぐったいよ」
身をちぢめ笑いながら声をだすルード。
アキラも笑顔で答える。
「そう?じゃ、もっと気持ちよくしてあげるよ」
そう言ってルードのズボンの上からソレに触れる。
「ッ!あっヤダ、はずかしいって!」
顔を真っ赤にして嫌がるルード。
「大丈夫」
アキラはやわらかく言い今度はルードのモノに直接触れ促していく。
「っあッ、アキラっん…っ」
初めて他人に触れられて、はずかしさでいっぱいだったルードも、だんだん快感が押し寄せてくる。
そのうち、アキラはルードのはいているものをずらし、ルードのソレを外へだして唇を近づけて含み舌で細かく刺激する。
「っ、」
ビクンっとルードは身体を震わせる…
「アっやッ、ぅんっぁッ」
何もかも初めての感覚で流されるルード。
「きもちイイ?ルード」
「んっ…わかんなぃ、よっ」
この感覚が快楽であることも判別つかないルード息があがる。
さらに激しく促していくアキラ、テクニックはBOUSで磨かれている。
「っん!ちょッ、やめっ…あッ、あぁッ」
ルードは突然アキラを突き放し、自分のモノを手で抑えるが間にあわず手のひらへ白液を出してしまうルード。
「びっくりした……」
急なルードの動きに少し驚くアキラ。
ルードは、気まずそうな顔で…
「ご、ごめん」
真剣に謝る。
「なんであやまるの?いいよ普通のことだろ」
不安そうにするルードに優しく言葉にする。
「……そ、そうなの?」
「あたり前だろ」
ルード頭をなでて、手をタオルで拭いてやる。
「……うん」
ルードの顔に笑みが戻る。
何も知らないルード。
はじめて夢精したとき母に汚らわしいと、ひどく怒られてからいけない事だと思っていた…。
アキラの言葉に、やさしさに救われる。
「ありがと」
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