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第24話

そんなことは無視してルードに話かけるヨシ。 「ふん、サクヤとどういう関係?」 「…サクヤってなんだよ」 BOUSの存在を知らないルード。 アキラの性優名など、当然知らない。 「っうぅ!!」 アキラは知られたくない事実だったがヨシはあっさり伝える。 「はっ!知らねぇのか?そいつはなぁバイトで男と寝て金稼いでんだよ。サクヤはそんときの別名。そんな事も教えてもらってねぇとはな…」 「えっ!?」 聞き返してしまう。 (アキラが?なんだって?) 「まぁそんな事はどーでもいい!言うこと聞いてもらうぜ!」 ヨシはルードを片手で抑え強引に唇を奪う。 「ッぅ…ッ」 味見でもするように乱暴に口腔を、音をたてて荒らす。 「ぅ…ッ嫌っ」 それがすごく不快に感じ、ルードは顔をそむけ逃げる。 (ルードッ!) 助けたくても助けられない… 悔しくて涙がでそうになるアキラ。 ルードがヤられるのをただ見ているだけしか出来ない自分。 不意にアキラは、掴まれている腕をビクッと震わす。 (ッ…痛ッ、ぃっ、ッぅ) 両腕と左足が、ひきつるように痛み、マヒしはじめる。 抵抗しすぎたため持病の筋肉の麻痺が起こったのだ。 (ぃ痛ッ…) 痛みで立っていられなくなり膝をついてしまう。 ヨシの連れは不振に思ったが、そのまま抑えヨシの様子を見ている… 「おい!逃げんなよ。サクヤがどうなってもいいのか?」 意地悪く言いルードの上着の中へ手を入れ素肌へ触れる。 「ッ…」 「っ!」 急に肌を触られ、ビクンと身体を過剰に反応させる。 さらに胸へと触るヨシ。 「ッ、痛っ」 「なんだぁ?お前?まだ触ってしかねぇのに?」 多少乱暴に触れてはいるが、痛みを訴えるルードを不振に思い、ヨシはルードの長そでシャツを力まかせに破り取る。 驚くルード。 「なっ!おれの服ッ!何すんだよっ!」 服をあまり持っていないルードは本気で怒る。 「っ……!?」 だが、ヨシは、破れた服の間から見えた虐待の傷跡を見て固まる。 「ふっ…ははっ!こいつはヤりがいあるなぁ…」 急に笑いヨシは、憎しみのこもった目でルードを睨みながらきつく抑えこむ。 そうして、いきなりルードの下に履いているものを、ずり降ろし、指を二本、強引に挿入するヨシ。 「ひッ、いたぃッ!痛ッ」 あまりの乱暴なヨシの行動に身体がひきつり声を上げるルード。 (痛ぅ、ッルード) 「んぅッ」 アキラはマヒした腕を無理に動かし激痛が走るが、それよりも自分のせいで、ルードが辛い思いをしている事の方が痛いアキラ、額に汗がにじみ唇を噛む。 「おらッ!足開けよッ」 無理やりルードの足を開かせ… 「ッぅ…」 間をおかず、ヨシはルードへ自分のモノを挿入しようと押しつける。 「ッ、ぃ嫌、だッ」 そしてルードの後ろをこじ開けるよう乱暴に入れてくる。 ルードは身体を震わせて強張る… 「あッ、アァ!ぃっ…痛ィッ!!」 「ふッ…どこまで入るかなッ」 楽しみながら深く挿入するヨシ。 「いっ痛ッいや、だッ…あッ」 「ッ逃げんなよ」 俯き痛みに呻くルードの身体を持ち壁に抑えつきながら腰を上下に激しく揺らす… 「ッあぅ痛、やッ、はぁッ、痛ぃ」 オモチャかなにかのごとくに好きなように扱う。 「ぅッ…ふ」 あまりの乱暴な行為に意識が揺らぐルード。 力が抜けそうになる。 「なんだよ、ッもう終わり?」 ヨシはルードの顔をひき上げながらキスをしようと顔を近づける。 ……その時、ドカッ! 「やめろッ!!」 横からヨシの横腹へ鋭い蹴りが入る。 ヨシは飛ばされ地面に転がる。 今まで身体を絞めつけていた重圧が解けたのを感じて、一気に力が抜けるルード。

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