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第46話
夕食のあとケーキを食べ、一緒に後片付けをしてから、二人でお風呂に入った。
月野の部屋のバスルームはバスタブが広く、二人で入っても余裕である。
ひなたが、『外国の映画みたい』と言って喜ぶので、彼と二人でお風呂に入るときはバブルバスにすることに決めている。
月野が先に泡だらけのバスタブにつかっていると、ひなたが恥ずかしそうにタオルで前を隠して入ってきた。
時々、ドキッとするくらい大胆なことを言うくせに、こういうときのひなたは本当に恥ずかしがり屋だ。
ひなたを後ろから抱きしめるような形で、二人一緒にバスタブにつかった。
「体、洗ってやるよ、ひなた」
月野は言いながら、彼のシルクのような肌をゆっくりと撫でていく。
小さな乳首をクリクリといたずらすると、ひなたが甘い吐息を漏らした。
「あっ……やだ……」
「嫌じゃないだろ? ほら、ひなたのここ、もうこんなになってる……」
月野はひなたの下腹部の昂ぶりに右手を絡ませた。
「あっ……ん……」
乳首をいじられながら、昂ぶりを愛撫される行為にひなたは弱く、それこそあっという間にイッてしまった。
荒い呼吸を繰り返すひなたを抱き上げるようにしてバスタブから出ると、いったんお湯を抜き、二人は洗い場で向かい合って座る。
まだ快感の余韻にたゆたうひなたの髪をシャワーで濡らすと、月野は彼の髪を洗ってやった。
ひなたの髪は柔らかく、指どおりがなめらかでとても触り心地がいい。
シャンプーを済ませ、トリートメントまで終えると、ひなたはようやく快楽の余韻から抜け出してくる。
「今度はオレが月野さんの髪、洗ってあげる」
「オレは自分で洗うから。ひなた、あんまり長湯するとのぼせるぞ」
「平気」
そう言うと、ひなたはシャワーを月野の頭へ勢いよくかけてきて、シャンプーを泡立て始めた。
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