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第66話(R-18)
「っ、よく言えました」
「はぁ、んむっ、ん………んっ」
唇を塞がれ、先生の甘い匂いが鼻をくすぐった。
またあの時みたいに溶かされて、食べられてしまうのだろうか。
薄く開いた唇の隙間に舌を差し込まれ、無遠慮にかき回される。
舌の真ん中をぐりぐりと押され、歯列をなぞられ舌先を吸われたり。
前回とは違う、躊躇いのない濃厚なキスにすぐに息が上がる。
「んぅ、んっ………ふ、ぁ」
飲み込めない唾液はだらだらと口端からこぼれ落ち、目はとろんと焦点が合わなくなる。
「キスだけでこんなにして……イケナイ子だなぁ」
「んぁっ……」
ズボンとパンツを一緒に下げられ、既に先走りでベトベトになった性器が現れる。
直に触ってもいないのに。こんなに濡らして、興奮してるなんて。
恥ずかしくて、でも気持ち良くて。
すると、先生はしゃがみ込んで何故か俺の性器に顔を近づけた。
前みたいに手でされると思っていたから、突然の行動にはてなが浮かぶ。
「ちゃんと声抑えててね、本当に来ちゃうから」
「えっ……ちょ、待っ………ひぁあっ!?」
肩を押すより早く、目を見開くより早く。
先生は濡れた性器を口にくわえた。
口のぬるりとした温かさと快感に大きな声を上げてしまう。
口を手で抑えても、吐息は漏れる。
駄目、こんなの看護師さんに観られたら。
先生はそのまま舌を絡め、裏筋をなぞりあげる。
まただ、初めての感覚に踊らされる様な感じ。
腰がガクガク震えて、先端からまたどろりと液体が漏れてゆく。
何これ、おかしくなる。
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