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第10話

「全く、なんで僕が……」 この日の放課後に先生に頼まれ荷物運びを手伝わされた碧は不満気に早足で生徒会室へ急ぐ。 角を曲がろうとしたその時誰かとぶつかってしまった。 「いっ…た……」 碧とぶつかった相手は後ろに倒れてしまった。 「わ、悪い、大丈夫か?」 「は、はい、すみません……」 「………」 碧は思わずぶつかった相手に見入ってしまった。 だって可愛らしい顔立ちをしていたから。 新入生だろうか?見ない顔だ。 相手は男だと言うのに大きな目に艶やかな唇が とても綺麗で可愛い…… それに何だかいい匂いがする。 「あ、あの……すみません。 大丈夫でしたか?」 「あ、ああ……僕は大丈夫だ。」 碧とぶつかった相手の希一は焦った。 この人入学式で見た人だと。 あの時は遠目だったから顔ははっきりわからなかったけどこのオーラは間違いなく生徒会長だ。 それにしても凄く綺麗な容姿だ。 天使のようとは正にこの人のことを言うんだなぁと思った。 だがふと、我に返りこんなところでもたもたしている場合ではないと思い出した。 「あ、あの……馬術部って何処ですか?」

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