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第13話

「つ、疲れるなら他の部活にすれば?」 「まぁ、そうですけど俺は馬が好きなので」 そう嬉しそうに言われ凄く眩しく見えた 「……馬のどういうところが好きなんだ?」 「う~ん…… 俺、基本動物は何でも好きです 馬はたまたま縁があったと言うか…… そうですね、人と違って動物は"裏切らない"から…ですかね」 「…………」 裏切らない…… そう言った彼は何だか寂しそうな そんな顔をした それが気にはなったが初対面だしそれ以上は 何も聞けず話をしている内に馬術部へと到着した 「送って頂きありがとうございました」 丁寧に頭を下げた後早く馬に会いたいとばかりに 駆け足で去っていった そんな姿もまた可愛らしい 碧は希一を送って行ったあと生徒会室へ急いだ 「遅かったですね」 生徒会室の前に立っていた雫がようやく やって来た碧に安堵した 「誰かさんが荷物運びを僕にだけやらせて 逃げやがったからな‼」 「だって面倒でしょう? しかし、それにしては遅かったのでは?」 「新入生が道に迷っていたから案内してたんだ」 流石に碧が遅いと探しに行こうと思っていた ナルシストでプライドの高い彼だから 誰かと衝突したりこの容姿だ 何処かへ連れていかれでもしたかと 思ったが取り越し苦労だったようだ
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