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第125話

「そう言えば碧さんのクラスは何やるんだっけ?」 「何聞いてねぇの?」 「うん、碧さん忙しいみたいで………」 そう、学園祭に向けて生徒会の仕事もクラスの出し物の準備もしなければならなく希一と会う暇もなかった。 「メールとかは?」 「忙しいのに迷惑でしょ?」 やっと恋人になったと思ったら今度は遠慮し過ぎだと言う問題が浮上する。 これではいずれすれ違って別れそうな気がする。 恋人なんだからそんな遠慮要らないと言ったところで希一は碧の負担になりたくないと言う。 「あのな、こう言うときは一言でもいいから メールでも電話でもするんだよ 会長もずっと会ってないならそう言うの欲しい筈だよ」 「でも、負担にならない?」 「むしろ欲しいだろ それがあるからこそ頑張れるもんだよ」 「そうかな?」 「そうだ」 全く、何処までも手がかかる……… 碧も碧で何故連絡の一つも寄越さないのか。 それから希一と碧のクラスへとやって来た。 このクラスではカフェをやっているようでウエイターとメイドが接客をしている。 「いらっしゃいませーって、あれ? 陽介君と希一様じゃないですか」 「雫さん?」 二人の前に現れたのはウエイター姿の雫だった。

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