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27 入社二年目4月。

コンコン 『失礼します。』 『おう!!さっそく紹介するな。新人の城田 亮(シロタ リョウ)君だ。』 『えっ!?城田!?』 『先輩!?』 『なんだ、お前ら知り合いか?』 『はい。大学の後輩です。』 『ならよかったじゃないか。山崎、頼むぞ。』 『はい。』 それだけ言って部長は出て行った。 『元気だったか?』 『はい!!先輩こそお元気でしたか?』 『元気元気!!いや、本当懐かしいな!!一年ぶりだもんな!!』 城田とは同じサークルだった。 大学時代は結構仲良くて、しょっちゅう遊んでたっけ? 『相変わらずお前小さいのな。』 『いや、先輩が大きいだけですから!!僕は165cmあります!!』 『はいはい。すみませんでした。』 城田とはいつもこんなやり取りだ。 俺は176cmで大きくはないが小さくもないといったところだろうか… 城田は、背が低いのがコンプレックスだそうだが、背が小さくて目もクリクリしてて顔も可愛いのだからそれを売りに生きて行けばいいと思う。 『先輩…この会社、激務だって聞いたんですけど…』 『激務(笑)まぁ激務かもな…ノルマがすげぇよ。って新人に言うことじゃないか。』 『それをこなす先輩ってすごいですね。』 『まぁな。って、最初は俺が一緒に回るから大丈夫だ。』 『心強いです!!』 こんな可愛い後輩に恵まれてよかったなと思う。 よし!!もっと気合入れなきゃな!!

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