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61 入社三年目6月。

『山崎、気持ち悪い。ヘラヘラしてんな。』 『え〜だってねぇ。』 休憩所で一人ニヤニヤしながらコーヒーを飲んでいると天野さんに声をかけられた。 ニヤニヤしている原因はただ一つ。 今日は小宮さんと久しぶりに時間が合ったので、飲みに行くのだ。 『ほう。それはお熱いね。』 『でしょ〜』 『で、お前らどこまで行ったの?』 『は?』 『だからどこまで?』 『どこまでって?』 『これだから童貞は…ヤッたのか?って聞いてんだよ。』 『バッ!!!何言ってんですか!?』 『何言ってって…付き合ってんだからヤることヤるでしょうよ。』 『そんなことしてませんよ。』 『キスは?』 『それは…しました。』 『ニヤニヤすんな。気色悪りぃ。じゃぁもう時間の問題だな。』 『えっ!?』 『今日かもな。童貞卒業か?いや、違うか。処女か?イメージ的に。』 『は?ちょっと何言ってるかわかんないんですけど…処女!?』 『お前、本当何も知らねぇんだな。昼休みにでもネットで調べてみろよ。色々と。』 『色々とって…』 『じゃぁアポ行ってきまーす。』 そう言って天野さんは行ってしまった。 さっき言ってたことが非常に気になる。 男同士って何すんの? 前に一度だけ見た夢は… ただどこかを小宮さんに触られているだけで… やば… 思い出しただけで勃ちそうになり、焦ってトイレに駆け込んだのだった。

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