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66 入社三年目6月。
『ん…』
ボーッとした頭で今何が起こっているのか整理しようとするけど全然頭がついてこない。
なんだかフワフワ気持ちよくて…
!!
小宮さんにキスされてる!!
そう気付いたときには、唇の隙間から舌を差し込まれ、口内を掻き混ぜられていた。
『んん…』
舌をクチュッと吸われると全身が痺れる。
キスの経験はあるもののこんなに激しいキスは初めてで、頭がクラクラする。
と同時に、こんなに気持ちがいいものなのかと知った。
『ハァ…小宮…さ…』
唇を離され名前を呼ぶと抱きしめられた。
『山崎…好きだ…』
耳元でそう言われると、その声は俺のモノに響いた。
名前呼ばれるだけで反応するとか、俺おかしいのかな…
『俺も…好きです…』
そう言うとおデコにおデコをコツンと当てられ見つめ合う。
『する?』
そう聞かれて俺はドキリとした。
童貞なんですって言うべきかな…
それとも流れに乗るべき?
えーい、これは流れに…
そう思い無言で頷く。
それを合図に小宮さんが座っていた俺をベッドに引き上げ、首筋にキスを落とす。
そのまま押し倒され俺はいよいよかとギュッと目を瞑った。
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