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129 入社四年目11月。
引越し当日。
結局仕事も忙しくて荷造りをする暇もなく引越しは11月末になってしまった。
でも一緒に住めるというワクワクは収まらなくて、楽しみで楽しみで仕方が無い。
『山崎、ダンボールこれで終わり?』
『はい。それで最後です。』
一応単身引越しで引越し業者に作業を頼んだ。
大学の頃から住んでいた家。
空っぽになった部屋を出る前に深々と頭を下げた。
『ありがとうございました!!!』
元気な挨拶と共に引越し業者が帰って行く。
『さて、ダンボール開けていくか。』
『はい。』
そう返事したものの、結局引越しギリギリにしか荷造りできなかったためポイポイと段ボールの中に適当に放り込んだものだから何が出てくるかわからない。
だから小宮さんに開けられるのはちょっと気まずいわけで…
『山崎…』
『は、はい!!』
急に呼ばれ小宮さんを見るとニヤニヤしていた。
『お前巨乳好きなんだな。』
手元を見るといつぞやお世話になっていたAVが握られていた。
『あっ!!ちょっ!!!』
焦って小宮さんの手から奪い取り、隠す。
『そう言えば俺、最近AV見てねぇなぁ…。』
『俺もですよ!!!』
『ちょっとだけそれ見てもいい?』
なんだろ…
なんか複雑な気分…。
DVDをセットして小宮さんが再生ボタンを押す。
なんでこんなことになってるんだろうか…
男友達とのAV鑑賞会とはわけが違う。
隣の小宮さんにチラリと目をやると机に片肘をついてその上に顎を乗っけていた。
俺も見なきゃダメかな?
そんなことを考えているといよいよ始まってしまった。
内容は巨乳の人妻がお隣さんとやっちゃう…みたいな内容なんだけど…
AVってありえない設定とかシーンが多いんだよなー。
テレビ画面では早速行為がスタートし、主演女優が喘ぎ出した。
小宮さんは…
変わらぬ態勢で鑑賞中。
全然興奮しねぇし。
やっぱ俺もう小宮さんしか無理だ…
こんなの見ても勃起しない。
小宮さんはどうなんだろ?
まぁ男なんだしこんなの見たら勃つのが普通だから勃ってんのかな?
あぁ…それはそれでなんかショックかも。
もう見るのやめたー。と、机に突っ伏すると、後ろから小宮さんが覆い被さる形で抱きついてきた。
『全然興奮しない。』
『えっ?』
小宮さんがテレビを消す。
『ダメだ。俺、女の体見ても全然興奮しなくなっちゃった。マズイな…』
そう言いながら俺の手を握ると小宮さんが自分のモノへと導く。
『ほら?全然反応してないだろ?』
確かに…
『山崎は?』
そう言いながら前に手を回される。
『俺も全然です。』
『ほんとだ。』
後ろから回された手は優しく俺のモノを握りながらゆっくりと上下に動き始める。
『ちょっ…ハァ…』
どんどん扱くスピードが早くなると、俺のモノはムクムクと大きくなっていく。
『山崎…』
耳元で吐息まじりに呼ばれると全身がゾクゾクと粟立つ。
『俺のも触って…』
そう言いながら小宮さんが俺の手を自分のモノへと再度導いた。
『あっ…』
さっきよりも遥かに大きさが増し、ドクドクと脈打っているのがわかる。
『山崎の触ってる方が断然興奮する。』
『んっ…ハァ…俺もですよ…』
くるりと反転させられ唇を塞がれる。
トロントロンになるまで口内を貪られ、より一層興奮が増した。
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