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133 入社四年目1月。
目まぐるしく新年が明けた。
相変わらず月々に課せられるノルマは厳しいけれど、仕事にプライベート、今はどちらも充実している。
職場に大好きな人がいて、家に帰っても一緒にいれる。
なんて幸せなんだろう。
そんなある日携帯が鳴った。
『もしもし?』
「おう、智。今日夜空いてる?」
『空いてるけど。』
「じゃぁ20時にいつもの居酒屋で。」
そう言って電話が切れた。
相手は隼人。
急にどうしたんだろう?と思うが親友に会える嬉しさにテンションが上がる。
小宮さんに夜のことをメールした。
なんだかこの報告も嬉しいな。
「先に寝ててください」って一緒に住んでるって感じ〜と一人でニヤニヤする。
18時からのアポが終わり、一旦事務所に戻りみんなに挨拶をして会社を出る。
居酒屋に着くとすでに裕也が来ていた。
『お疲れ。』
『お疲れさん。』
『隼人から電話もらったのか?』
『そうなんだよ。急に呼び出しだろ?なんかドキドキして…』
『わかる。俺も。』
そんな会話をしていると隼人が到着した。
『悪い。呼び出しといて一番遅いとか…』
そう言いながら席に着く。
『あのな…早速なんだけど…』
何を話されるのかと息を飲む。
『俺、結婚することになったよ。』
『『マジか!?』』
二人で大声で叫び立ち上がる。
『シィー!!声でけぇよ。』
『あっ…すまん。』
そう言いながら二人で座る。
『この前言おうと思ったんだけど、智の祝い事とかぶっちゃ悪いなぁ…と思ったら言い出せなくて。』
『なんだよそれ…気使わせてごめんな。』
と、俺は謝る。
『いや、いいんだよ。でな、二人には式に出てほしいんだけど…』
『『喜んで!!』』
またしても二人で叫び立ち上がる。
『だから声でけぇって。』
そう言いながら笑う隼人。
幸せそうだな…
親友の結婚がこんなにも心から嬉しいなんて…
『で、式はいつ?』
『3月1日。空いてる?』
『空いてる空いてる。』
『俺も空いてる。』
『ってか、なんか予定入ってても意地でも結婚式行くし!!』
と、意気込む裕也に俺も頷く。
『よかった。じゃぁ招待状送るな。』
『おう。』
そして、その夜も楽しく更けて行った。
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