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135 入社四年目2月。小宮side

隣で眠る山崎の髪を撫でる。 風呂場で話したことを思い出し、少し寂しくなった。 何度か友達の結婚式に出たことがある。 山崎にも言ったが本当になんとも言えない雰囲気で俺は好きだ。 幸せそうな友人とその隣で嬉しそうな奥さんの顔。 その二人を見守る両家の両親の優しい笑顔を見ていると、こちらまで暖かい気持ちになる。 いつか俺もこんな風に… そう思っていた。 でも現実はそうもならない。 俺は今、山崎…男と付き合っている。 両親を喜ばせるために女性と付き合い直して結婚しようなんて気はサラサラない。 俺はこの先もずっと、山崎と一緒にいると決めた。 このことを伝えると、きっと両親は悲しむと思う。 だけど、いつか言わなければいけない日がくることはわかっていて… これからもきっとたくさんの壁が待ち受けているとは思うが、俺は山崎と生きて行く。 そう心に誓ったのだった。

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