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 ああ、そうか。絃さんがキスさえも許してくれなかったのは、きっとこのことがあったからだ。  俺も手を伸ばし、短い黒髪に指を差し込む。芯の通った、すごく綺麗な髪だ。  好きだよ、絃さん。たとえ貴方がどんな姿をしていても。俺はもう、貴方の虜だ。  **END**

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