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中を自由気ままに動く滑った舌が、俺を淫らにする。
だから絃さんの後頭部を固定して、もっと深く舐めてくれるよう強く引き寄せる。
唾液の濡れた音がさらに俺を駆り立てるからたまらない。
何度も何度も狂おしく絃さんの名を呼ぶ俺。
……ふと孔から舌の感触が消えた。
寂しくなって声を上げると、絃さんの貪欲な目が俺を見下ろしていた。
「……っあ」
絃さんの赤い舌が薄い唇を舐める。
その仕草もすごく色っぽくて、たったそれだけなのに、俺の一物は衝動で何度目になるのか数え切れないほどの先走りを飛ばした。
触れられてもいないのに、絃さんを見て興奮してる。
俺、もうほんと。どうしよう……。
「好きだよ、流星」
俺の腰がベッドから浮く。
絃さんに持ち上げられて、ずっと高くなったことで露わになる後孔に、太くて雄々しい絃さんの一物が触れた。
先端に触れられただけでも熱い絃さんの雄は、ゆっくり中に沈めてくる。
「あっ、っひ!」
絃さんの雄の形に合わせて内壁が従順に開いていく……。
はじめはゆっくりだった挿入も、中が解れているのを知った絃さんは少しずつ勢いを増す。
「ああんっ、絃さ、いとさ……」
太く雄々しい絃さんの雄に何度も穿たれる。
そのたびに、俺の内壁は擦られて、もう限界だ。
「ああああああっ!!」
身体を弓なりに反らして達すると、だけど絃さんは唇を噛みしめていた。
これって、これって……。
全身から力が抜け落ちている俺の中にはまだ大きく膨らんでいる絃さんがある。
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