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 何を思ったのか、絃さんはまたもや抽挿を始めた。  深く、浅く。  少し速いスピードで抜き差しされる俺の中。  達した俺の感度はすごく良くて、だからまた絃さんの抽挿に耐えられなくなって吐精する。 「やっ、らめっ、っひぃいいんっ!!」  もう、身体がすべて俺の精液で濡れている。  下肢は絃さんの先走りで濡らされて……。  どうしよう、おかしくなりそうだ。 「す、き……」  絃さんに抱かれて嬉しくてそっと想いを告げると、絃さんは薄い唇を噛みしめた。 「ずるいな、こういう時にそれを言うのは……」  そう言ったあと、絃さんはまた抽挿をはじめた。  しかも、俺が感じるそこばかりをピンポイントで狙って抜き差しされるからたまらない。 「やっ、そこ! 擦っちゃ……」  絃さんの一物が俺の前立腺に当たる。  たくさん擦られて、疼いて疼いて仕方がない。 「あっ、うああんっ! も、らっ。っひあああ……」 「もっと乱れればいい。恥ずかしい流星を俺にだけ見せろ」 「あっ、っひぃいいいいんっ!!」  その日、俺は絃さんに抱かれ続け、お腹の中に白濁をたくさん注がれて翌朝は声が嗄れるし腰が立たなくなった。  だから言えなかったんだ。女性の格好をしていなくても絃さんが好きだって……。  明日こそは言おう。きっと、うん!  *Fin*

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