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◇
だけどダメ。
まだ終われない。
絃さんをうつ伏せにすると、背後から一物を打ち込んだ。
一度は達したおかげで若干、内壁は弛んでいるものの、俺が中を擦ればまたキュッと引き締まってくる。
そっと下肢を覗き込めば、絃さんの一物もまた膨れている。
「っひ、りゅうせ、もっ、ああっ!!」
シャツと一緒に下着をめくって乳首を摘めば、果てた身体は敏感になっているらしく、乳首への刺激で屹立した先端から絃さんは二度目の吐精をした。
だけど俺はもう少し絃さんを感じたい。
俺は二回目の吐精を堪えると、また抽挿を繰り返す。
俺の白濁が絃さんのお腹の中に注ぎ込んだから、滑りがいい。
ヌチャヌチャ音がする。
「やっ、中、も、擦るなっ、あっ!」
そんな声を出さないでよ。
可愛い絃さんが悪い。
俺、今日は止める自信がない。
「まだダメ。もっとたくさん色っぽい絃さんを抱きたい」
「あっ、っひ!!」
その日、俺は思ったとおり、空が白じむ頃まで延々と絃さんを抱いた。
絃さんが失神するまで、ずっと……。
**END**
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