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第198話※

玲音を後ろに追い詰めながら奥へおくへと止まらずギチギチと自分の性器を押し込んでいく。泣かないと言うわりにずっと大粒の涙を零していたがそれはもう興奮剤にしかならず、少しばかり残っていた慈悲も風呂に流した。 「ぅぅぅ…」 「力、抜けっ」 「っ、う、むりぃっ」 「クソッ」 バリバリ爪を立てて縋り逃げ腰の玲音を押さえるが強張っていて一定以上奥まで進めずこっちの限界も近い。だがこんな中途半端な所でイキたくない。俺のプライドが許さない。こいつの全てを奪い尽くしたい。そんな欲に支配される。 汗と涙で顔に貼り付け折角の顔が見えず鬱陶しい前髪を乱暴にかき上げてやりながら額を後ろに押さえ付け顎を上げさせる。拡げてやった視界で俺と目が合い、その瞬間にビクッと体が跳ねていた。 「ひっ!ンンゥッ」 「口開けろよっ」 「ま、ゎ、ぁっううう…」 キスだけで怯えるとか……マジ、滾る。もっと泣け。 口内で縮んだ舌を引っ張り出して歯を立てれば爪が更に食い込んだし余計に力が入ってアナが狭まる。噛むのはダメだと判断し今度は舌の裏を舐め、歯をなぞる。額から頭を辿り、涙を拭いながら手を下ろしていき乳首を愛撫してやれば徐々に緩んでいく体。もう片方の手で玲音の性器も扱けばまたビクつき、しかし今度は肩の力が抜け背中に食い込んでいた爪は解け、労わりさする様に腕を回し体の距離は近づいた。 そこまで確認でき、仕方なく止めていた性器を漸く押し込めそうだと本能が判断した。 「ぁっあ、ふ、ぅ、あぁ…」 「にげ、んなよ?」 「ぅぅ?ふ、ん…ふぅうあっ!?」 「もうすこしっ」 「あっやっ、やっ!だめっ!やっ、もういけなっ、やだっ」 まだ逃げる元気があるのか。いやしかし体を離すどころかグイグイと抱き着いてきて未だ混乱しているようだった。今日は体勢的にいつもより奥まで行ける気がして、しかも緩んでいるし離れもしない。 そしてなにより玲音の性器も期待に満ちてガチガチに立っているのだから更に快感を求めても良いだろう。 「あ、あっ!も、だめっ、ダメって!ヒッ!いあっ!」 「っ」 「ぁっ!あぁーっ!!」 「なんだっ、おらっ、暴れっんな」 「あっ!くぅ、あ、ぁぁっ…」 急に焦点が合わなくなり、悲しいのか辛いのか何なのか分からないが眉間は寄り、ビクビクと体も中も痙攣し続け、さっきとどこか違う涙がたらたら流れ頬を濡らしていた。 しかし悲鳴ではなく喘ぎ声を漏らし腰が動く度に先走りを飛ばす性器にもしかするとここは一番いい場所なのかもしれないと言う予感が脳裏を過ぎる。

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