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第7話
やっべ!俺めっちゃ失礼なこと言ったわ!!初対面の人に(仮)って超やっべえって!
いらない体験にめちゃくちゃ焦って頭まっしろだわ、どう挽回すればいいやらぜんっぜん思いつかない。
「フッ、本当に軽いあ―――」
そうだ!いいこと思いついた。これならいける!
名誉挽回を必死に考えていた俺は王子様もとい副会長様が何か言っていたことをしることはない。
「あの……副会長だって言うのは分かったので、名前教えて下さい!あ、俺は羽葉玲音です」
「ああ、まだだったね。私は、2年の西埜 暁胡 さっきから言ってる通り、ここの副会長をしてます」
なんか今、瞬時に何かを隠したような……
もしかして本当に王道の腹黒王子様なんじゃないかって頭を過ったけど、こんなに菩薩笑顔の人がどうして腹黒なんだって自分に瞬時にツッコミんだ。
「2年生で副会長なんですか!西埜先輩すごい人なんですね」
「生徒会は1、2年生で構成されるから凄くないよ。あと、私のことは暁胡でいい。先輩もダメ。私も玲音と呼ばせてもらうね」
「え、あ、はい。それより1、2年生で構成って?それって何か―――」
「それより玲音、理事長室に行かなくていいの?」
へ?そんなに時間たった?まだ余裕じゃない?
上手いこと話を逸らされた気がしたけど時間を確認して目ん玉飛び出た。
俺、ここに何時間いるんだよ…正確な数字は数えたくなかった。
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